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Diary

だらだらな日常
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*2008.02.08 (Fri)... シレネ続き・サフィールサイド的な。
本当はアイツのこと、好きなくせに

お前の瞳に映るのは
…俺じゃないんだろう?







眠りに落ちる寸前に聞こえた、私の恋人の言葉…。

私は少し、傷付きながらその言葉を心の中で否定する。

そして、彼が指した“アイツ”が分かる時点で昔の自分に自己嫌悪する。

確かに私はあの人に固執し過ぎていただろう。人目には異常に写るほどに。

でも、私は知っている。それが愛情だとか、友情なんて呼ばれるようなものではないことを。

そう、それは敢えて言うなら盲信、執着、崇拝、信仰、尊敬。そんなものだ。私は愚かにもあの人を神とでも思っていたのだ。

…それは決して愛情なんて呼べる暖かい気持ちじゃない。

私に愛情と呼べる感情を教えてくれたのは、今隣で寝ている彼だ。暖かな陽射しのような彼が教えてくれた。

今でもあの人の能力には敬服する。だけど、それはあくまで尊敬から来る畏怖の念でしかない。

だけど、私の愛しい人は分かってくれないのだ。

どんなに私が言葉を尽くして説明しても。

『愛してる』って言ってくれないと信じないなんて、子供みたいに。

恥ずかしくて言えないでいれば、『やっぱり』なんて勝手な解釈。

恥ずかしさを隠す為になるべく淡々と言えば、『愛がない』なんて拗ねて。

本当、子供みたいでどうしようもない人…。

でも、他の誰でもなく、私にだけ見せてくれるそんな姿に愛しい気持ちは募るばかり。

でも、まだ。

まだ言ってあげない。
私が貴方から告白されて、どれほど嬉しかったか、分からないでしょう。

だから、これはちょっとした意地悪。

私が口で話しても信じてもらえないなら、いつか本当に信じてもらえるその日まで、私は彼の傍で笑っていよう。

そして、この人が本当に私の気持ちを分かってくれたら、改めてちゃんと言おう。

だから今はまだ、彼の暖かな腕の中に居られる幸福に身を委ねたまま…。

「ピオニー、私が好きなのは貴方だけですよ。本当に。だから早く私の本当の気持ち、分かってくださいね、…………………大好き……」

完全に眠った彼のその太陽のような金色の髪に、そっと口付けた……。





…惚気?(笑)以前書いた花言葉シリーズのピオサフィ『シレネ』の続きでした。…が、書いてみるとただの惚気だった罠。

東京に向かう途中なんですが、なんだか眠れなくて書き始めてみました。

ので、この作品も一応モチーフにした華があるんですが、華の名前とかを忘れてしまったので、また後日、加筆修正をして作品に加えたいと思います。
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